7月、Nature誌に「Evolutionary histories of breast cancer and related clones」と題した日本発の論文が掲載され、乳がんの起源となる遺伝子変異が思春期前後に起こっていることが大きな話題となりました。同論文のラストオーサーである小川 誠司氏(京都大学大学院医学研究科)に、前編として今回の研究の背景や結果を解説いただくとともに、後編では中村 清吾氏(昭和大学医学部)との対談形式で、今後の乳がん予防戦略や治療への応用の可能性について議論いただきました。
[演者紹介]
小川 誠司 (おがわ せいし)
京都大学大学院医学研究科・腫瘍生物学講座 教授
中村 清吾(なかむら せいご)
昭和大学医学部乳腺外科
昭和大学病院ブレストセンター長
バックナンバー
